同行二人。
ぢゅうにがつさんぢゅういちにち はれ
ぼくはゆうべ、ぶつぜんでたいへんはしたないことをしてしまいました。
いくらあいするつまとふたり、たびさきでかいほうてきになっていたとはいえ、ほとけさまののきさきですることではないとおもいます。
このままではまちがいなくばちがあたってしまうので、ばちがあたるのはやなので、いっぱいおいのりしてゆるしてもらうことにしたのです。
六十一番、香園寺! 「はい、そうですよ。 61番ですよ。 ん? なしてそんな中途半端なトコからはじめるんだって?
やだなあ、こう見えても以前ボカァ59番までは回ってたんですよ。 そおいうワケですんで今回、結願を目指してぐるぐるしちゃうんです。」
「ごめんなさいごめんなさい、仏様の軒先でのえっちをお許しください。
いけないとは思いつつ、それがまたえらく燃え上がって・・・・・いいえいいええ! そんなそんなあ!!」
(ダーリン、ちゃんと、よい子が授かりますように、って祈ったけ?)
「すいませんすいません! 妻の不謹慎をお許しください! アーメン!!」
六十二番、宝寿寺!
「久しぶりだねえ、一休さん。 よろしく頼むぜえ。」
六十三番、吉祥寺! 「うふふ、あのね、やっぱりこの程度には寒いの。 ま、この程度っちゃあこの程度なんだけど。」
六十四番、前神寺! 「来たねえ。 これ。 こうゆうのが欲しかったの。」
「しびれるの。」
「たまんないの。」
「心がわしづかみなの。」
「ところでダーリン。 さっき、前回は59番までって言ってたっちゃよね。 どーして61からなんだっちゃ? ズル??」
「バカ言うでねえ、ラム。 60番と言えば、あの横峰さんだぞ! だからこうしてお祈りしてるんだろが、たどり着けますようにって!」
「うふふふふ、登るねえ。 山道だねえ。 イけんのかなあ? どこまでイけんのかなあ? わりと何とかなりそうだが・・・・・」
「うーっし、奴さんはここまでかな? あとは徒歩2kmってトコか。 じゃ、ラム、イってくっから。 お留守番オネガイね。」
「えーっやだあー! ウチもイクー!!」
「ばっ、バカ! こんな激坂、っつうか、この先は凍結、雪道になるってば! 走れねえよ!!」
「だあって同行二人でしょ!
ウチもイグったらイグー!
横峰さんに子宝祈願するんだもーん!」
「ほらーっスタートして200mで早くも! 四国のお山をなめんでないよ!!」
「でもー・・・・・子宝ー・・・・・・!!」
「・・・・・・・・・・・、えーっ、と・・・・お・・・・・
ごめんちゃー、ダーリーン!
やさしくエスコート、してしてー!!」
「アホすぎる、完璧アホすぎる。 どーして雪道ツルツルしながらロードバイク押し歩きせにゃならんのだ・・・・・・」
「それはひとえにこの為。
ありがたい。」
合掌。
「どしたラム、疲れたか?」
「・・・・ん? んーん、今、この木とお話してたっちゃ・・・・・・」
「んーー、絶景! 心が洗われるっちゃー! 今までの小さなウチは何だったの?」
「おっ、何だ? 早くも悟ったか??」
「うん! ダーリン、ウチ、
立派な赤ちゃんを産むっちゃ!!」
「あのなああああ・・・・・・!!!」
下山! うどん!
うまい!!
登れーっ!
六十五番、三角寺!
ろくぢゅうごばあん、さぁんかくじいー!
さぁんかぁくじぃーー。。。
くだぁる! 次じゃあ!!
登ぉる!
登ったものお。
登るったらないものお。
新築だものーお。
ステンがピカピカだものーお。 ・・・・・・、さて、やるかあ!
六十六番、雲辺寺!
ありがたい。
素人さん、塩カルの使い方知らないものーお。
上がぁる!
aa~a!
un!!
六十七番、大興寺ぃ。
「それでですねえ、ダーリンさん。 お楽しみのところ、まっことに申し訳ないんですが・・・・・・・・
押してるって!!」
「ううう、予定では八十台に乗せるんだったんだけど・・・・・半分もイってない。 まあ横峰、雲辺の双峰をやっつけりゃそりゃ押すわな。
さて、明日からが厳しくなってきたなあ・・・・・」
サービスポイント! 六十八番、神恵院! 六十九番、観音寺! Wのポーズ。
すげえ、神恵院の思い切り、すげえ。 コンクリ打ちっぱなしだもの。ただの箱だもの。 おっかねえよお。
観音寺、普通だもの。 影薄いものーお。
どうにもこれが本日ラスになりそうですなあ・・・・・
国宝かよ! これはもう本年度のシメにまっことふさわしい・・・・・
七十番、本山寺!
しゅわっち!!
さてこの後、七十一番に行ったのだが・・・・・日没コールド。 真っ暗。 なんも見えないトコで祈願もないしょ。
セルフに別の「同行二人」が写ったりしたらヤバだしねW
これはもう新年一番のお楽しみ、ってことで・・・・・・・
「で、この後どうする、ダーリン? いくら真っ暗とはいえまだ六時、今からニャンニャンしてたら子宝が1ダースになりかねないっちゃよー!」
「うむ。それでだ。 この弥谷さんの前のへんろ宿で接待を受けちゃおうかなー、と・・・・・」
「ちょっとー! せっかく今まで積み重ねてきたワビサビ路線を全部台無しにするつもりけ!! 」
「うんそおなの。 あのね、もう心も体もサビサビで飽和状態なの。 だからね、天然温泉「大師の湯」でさっぱりしてだ。
レンジでチンした「本日のおすすめ定食」とスーパードライでだ。 んで、ダウンタウンの笑ったらダメ、とかいうつまんないTVぼけらーっとながめてだ。
よしよし、これだけしょーもない俗を詰め込んだら、明日はまた一寺一寺でしっかりお祈りできるねえ!
さ、それじゃ奴さんに戻って、寝るよー。 おやすみー。 よいお年をー。。。」
「あーあ、ここまで低俗だと年越しに燃え上がる気も萎えるっちゃねー。 ウチも寝よーっと。 オヤスミー。 よいお年をー。。。」
ぼくはゆうべ、ぶつぜんでたいへんはしたないことをしてしまいました。
いくらあいするつまとふたり、たびさきでかいほうてきになっていたとはいえ、ほとけさまののきさきですることではないとおもいます。
このままではまちがいなくばちがあたってしまうので、ばちがあたるのはやなので、いっぱいおいのりしてゆるしてもらうことにしたのです。
六十一番、香園寺!
やだなあ、こう見えても以前ボカァ59番までは回ってたんですよ。 そおいうワケですんで今回、結願を目指してぐるぐるしちゃうんです。」
いけないとは思いつつ、それがまたえらく燃え上がって・・・・・いいえいいええ! そんなそんなあ!!」
(ダーリン、ちゃんと、よい子が授かりますように、って祈ったけ?)
「すいませんすいません! 妻の不謹慎をお許しください! アーメン!!」
六十二番、宝寿寺!
六十三番、吉祥寺!
六十四番、前神寺!
「バカ言うでねえ、ラム。 60番と言えば、あの横峰さんだぞ! だからこうしてお祈りしてるんだろが、たどり着けますようにって!」
「えーっやだあー! ウチもイクー!!」
「ばっ、バカ! こんな激坂、っつうか、この先は凍結、雪道になるってば! 走れねえよ!!」
「だあって同行二人でしょ!
ウチもイグったらイグー!
横峰さんに子宝祈願するんだもーん!」
「でもー・・・・・子宝ー・・・・・・!!」
ごめんちゃー、ダーリーン!
やさしくエスコート、してしてー!!」
ありがたい。」
「・・・・ん? んーん、今、この木とお話してたっちゃ・・・・・・」
「おっ、何だ? 早くも悟ったか??」
「うん! ダーリン、ウチ、
立派な赤ちゃんを産むっちゃ!!」
「あのなああああ・・・・・・!!!」
うまい!!
押してるって!!」
「ううう、予定では八十台に乗せるんだったんだけど・・・・・半分もイってない。 まあ横峰、雲辺の双峰をやっつけりゃそりゃ押すわな。
さて、明日からが厳しくなってきたなあ・・・・・」
サービスポイント! 六十八番、神恵院! 六十九番、観音寺!
しゅわっち!!
セルフに別の「同行二人」が写ったりしたらヤバだしねW
これはもう新年一番のお楽しみ、ってことで・・・・・・・
「で、この後どうする、ダーリン? いくら真っ暗とはいえまだ六時、今からニャンニャンしてたら子宝が1ダースになりかねないっちゃよー!」
「うむ。それでだ。 この弥谷さんの前のへんろ宿で接待を受けちゃおうかなー、と・・・・・」
「うんそおなの。 あのね、もう心も体もサビサビで飽和状態なの。 だからね、天然温泉「大師の湯」でさっぱりしてだ。
レンジでチンした「本日のおすすめ定食」とスーパードライでだ。 んで、ダウンタウンの笑ったらダメ、とかいうつまんないTVぼけらーっとながめてだ。
よしよし、これだけしょーもない俗を詰め込んだら、明日はまた一寺一寺でしっかりお祈りできるねえ!
さ、それじゃ奴さんに戻って、寝るよー。 おやすみー。 よいお年をー。。。」
「あーあ、ここまで低俗だと年越しに燃え上がる気も萎えるっちゃねー。 ウチも寝よーっと。 オヤスミー。 よいお年をー。。。」
by denzi-a
| 2012-01-17 12:14
| 旅