さやかは人気者。
「さーやかさんっ! 遊びに行こうじゃないですかっ!」
「ええっ? いっ、いいんですか旦那様? だって、来週はいよいよニセコヒルクライムじゃないですか!
男塾あたりは炎の直前特訓とかしまくってんじゃないんですか? 旦那様もルミと上りでドッカンとかしといたほうが・・・・・」
「いやいやいいってばそんなたいくかいけえは。 せっかくの夏なんだからチャラく遊びましょってばさ!」
「むふふーん、いいねえー! 黄金色のナイスバディが豊かなる麦の穂に映えますねえ!!」
「ふーん、倶知安出発で羊蹄時計回りにトッピングをあれこれ予定ですか、本当に王道のデートコースですねえ。
もしかして積丹でウニにいじめられたのを根に持ってるんですか? ホントちっちゃい人間ですねー・・・・・」
「あら? のワリには京極堂も野々傘もいし豆も素通りですか?」
「むふふん、今日はね、ニセコオールスターズにさやかさんを紹介しちゃおうかなーと・・・・・」
ヤー!
ムッシュムラムラ、
ムッシュムラムラ!!
つんつん。
「キャー! 助けてー!!」
「うわわー、食うな、オマイラー!!」
何だよー、食えないのかよー!
いいじゃんかよー、ケチンボー!
食えねーらしーぜ。
えー、聞いてないよお。
つまんねーの、行こうぜ。
あー、来て損した。
「ひどいですひどいですわ旦那様ってば! 私をあんなケダモノの巣に放り出すなんて!
危うくマワされるところでしたわもー、信じられない!!」
「ごめんねえ、さやかさん。 あんなにわんさか襲ってくるとは・・・・・・魅力的というのは罪なんだねえ。」
「あら? ビュープラで一休みじゃないんですの?」
「むふふん。 それじゃデートになんないでしょ? お詫びも兼ねて、オサレーなトコも取り揃えねえばね!」
「あらまあピカピカのメカのオサレーなこと。」
「そしてこれがまたウマイし。 しゃーわせ。」
「さてさて、お腹も満ちたことだし、お次は・・・・・」
「え、ええっ? お次??」
「こ、ここはもしかして・・・・・」
「あーれー!いけませんいけませんわ旦那様そんな昼間っからご休憩とか!」
「こらこらこらーっ!!」
「あーびっくりした。 あれがウワサの生き別れのお兄さんですか? お堅い風に見えて結構見境い無いんですね。」
「・・・・・、誰の演出だ?」
「ちょっと! 行き止まりじゃないですか!! 私ロードレーサー!! 砂利ムリ砂利ムリ!!」
「うへえ、たぶんせいぜい1kmあるかないかで上道にあたると思うんだがなあ・・・・・、
まあ引き返すのは引き返せますがね。 ・・・・・、ラムだったら・・・・・・・」
「はあっ!はあっ!! ・・・・・、あーもう!やっぱ私もヨゴレにされちゃうのねえ・・・・・」
「ぐへえ、ぐへへえ・・・・・、こんな強烈な上りだったとは・・・・・・インナーローでケイデンス10切ってんでないのか? 全身ピクピクじゃあ・・・・・」
「もー、すかさず自分にご褒美じゃい!」
「ぐるぐるニセコさんにいくつ韻を踏んでるでしょうか? くどい演出ですねー。」
「ウマシ! でらウマシ!!」
「あー! またピンもらえてなーい!!」
「ふいー、アチイぜアチイぜ、オアシスは寄ってかないとね。」
「あら? ここはまたどっかで見たような・・・・・」
それはお前を食べるためだよー!!
「キャーキャー、おーかみーっ!!」
「いやいやそりゃ熊だけど。」
「はあ、はあ・・・・どおしてこんな目にばっかり・・・・・とりあえず保護色で身を隠しましょ。」
刈らせてけろ刈らせてけろ金色は全部刈らせてけろ!
「キャーキャーキャー、メカにまで! どーしてーっ!!」
「ううむ、恐るべき魅力・・・」
「何だってーのこのメタボなロボット刑事Kは! ハクション大魔王ばりにオロロン号泣とかしてー!!」
オラの、オラの嫁コさ来てけろ! オラの子さ孕んでけろ!!
「孕んでんのはアンタでしょーが二段腹がーっ! 何だってーのよ次から次へとこのあじましでおみたいな芸風はーっ! もーニセコきらーい!!」
「おおっ!あじまかそーかー、納得。」
「くすんくすん、もーいやっ、こんな生活! せっかくおしとやかにしてたのに、イメージぼろぼろだわっ!!」
「あのさー、それなんだけど・・・・・・・さやかさん、性格変わってない?」
「えーっあったり前じゃないですかこんな次から次へと襲われまくりじゃおしとやかなんてしてられませんわ!!」
「いやそっちじゃなくって走りがさ。 前よりかなり積極性がアップしてるけども・・・・・・もしかしてホイール?」
「そっ、そう言えばそうですねえ? しなやかな私の肢体にはこの硬ったいホイールのほうが合ってるかも?
ショックは私が吸収することにして、ガンとしたトラクションを車輪にお願いすれば、道が開けるって感じ。」
「だよなー。 この前のカンジから硬いホイールのほうがマッチすんじゃないかと考えたんだけど、どうやら正解。」
「重ったいのはキビだけど、上までガンと進むから加速したくなるし、一旦速度乗ってからの巡航要求性が強いよなー。」
「あらまた勝手な自作用語。 なんですその要求性ってのは?」
「うん。 つまりこんな風ななだらかなアップダウンロードがあるっしょ。 下りから上りになるとスーッと速度が落ちるじゃない。
それを許さないっつうか、ボトム部の速度を維持したがるでしょ、さやかさん。 上りだして負荷が増えてるのに速度キープに燃える。
ヒルクライムの上に伸びる低回転ダンシングじゃなくてスプリントの前に伸びる高回転ダンシングが得意技。
足使ってでもその速度のまま行けーっ!、ってのが巡航要求性。 いーい性格してるじゃないのーw」
イイ女は脚で変わる。 ピース。
「ええっ? いっ、いいんですか旦那様? だって、来週はいよいよニセコヒルクライムじゃないですか!
男塾あたりは炎の直前特訓とかしまくってんじゃないんですか? 旦那様もルミと上りでドッカンとかしといたほうが・・・・・」
「いやいやいいってばそんなたいくかいけえは。 せっかくの夏なんだからチャラく遊びましょってばさ!」
「ふーん、倶知安出発で羊蹄時計回りにトッピングをあれこれ予定ですか、本当に王道のデートコースですねえ。
もしかして積丹でウニにいじめられたのを根に持ってるんですか? ホントちっちゃい人間ですねー・・・・・」
「むふふん、今日はね、ニセコオールスターズにさやかさんを紹介しちゃおうかなーと・・・・・」
ムッシュムラムラ!!
「キャー! 助けてー!!」
「うわわー、食うな、オマイラー!!」
いいじゃんかよー、ケチンボー!
えー、聞いてないよお。
つまんねーの、行こうぜ。
あー、来て損した。
危うくマワされるところでしたわもー、信じられない!!」
「ごめんねえ、さやかさん。 あんなにわんさか襲ってくるとは・・・・・・魅力的というのは罪なんだねえ。」
「むふふん。 それじゃデートになんないでしょ? お詫びも兼ねて、オサレーなトコも取り揃えねえばね!」
「え、ええっ? お次??」
「こらこらこらーっ!!」
「・・・・・、誰の演出だ?」
「うへえ、たぶんせいぜい1kmあるかないかで上道にあたると思うんだがなあ・・・・・、
まあ引き返すのは引き返せますがね。 ・・・・・、ラムだったら・・・・・・・」
「ぐへえ、ぐへへえ・・・・・、こんな強烈な上りだったとは・・・・・・インナーローでケイデンス10切ってんでないのか? 全身ピクピクじゃあ・・・・・」
「ぐるぐるニセコさんにいくつ韻を踏んでるでしょうか? くどい演出ですねー。」
「あー! またピンもらえてなーい!!」
「あら? ここはまたどっかで見たような・・・・・」
「キャーキャー、おーかみーっ!!」
「いやいやそりゃ熊だけど。」
「キャーキャーキャー、メカにまで! どーしてーっ!!」
「ううむ、恐るべき魅力・・・」
「孕んでんのはアンタでしょーが二段腹がーっ! 何だってーのよ次から次へとこのあじましでおみたいな芸風はーっ! もーニセコきらーい!!」
「おおっ!あじまかそーかー、納得。」
「あのさー、それなんだけど・・・・・・・さやかさん、性格変わってない?」
「いやそっちじゃなくって走りがさ。 前よりかなり積極性がアップしてるけども・・・・・・もしかしてホイール?」
ショックは私が吸収することにして、ガンとしたトラクションを車輪にお願いすれば、道が開けるって感じ。」
「だよなー。 この前のカンジから硬いホイールのほうがマッチすんじゃないかと考えたんだけど、どうやら正解。」
「あらまた勝手な自作用語。 なんですその要求性ってのは?」
「うん。 つまりこんな風ななだらかなアップダウンロードがあるっしょ。 下りから上りになるとスーッと速度が落ちるじゃない。
それを許さないっつうか、ボトム部の速度を維持したがるでしょ、さやかさん。 上りだして負荷が増えてるのに速度キープに燃える。
ヒルクライムの上に伸びる低回転ダンシングじゃなくてスプリントの前に伸びる高回転ダンシングが得意技。
足使ってでもその速度のまま行けーっ!、ってのが巡航要求性。 いーい性格してるじゃないのーw」
イイ女は脚で変わる。 ピース。
by denzi-a
| 2012-07-31 00:24
| バイクばいくBike