DENZI的ペダリング考察。

 さてさて、本年度も最後のエントリー。 しかし誰も読みたくもならないとりとめのない長ーい無駄話なんだぞお。


 このところ、ペダリングについて思うこと、ありおりはべりいまそかりなオイラ。
 そもそもの発端といえば、リンダとの初デートのとき。10kmほどを走ったオイラは「こりゃムリ」とつぶやき、
 道端にリンダを停めてサドルを1センチ下げて1センチ後ろにしたのだ。
 リンダのハードバディがオイラのペダリングをはじき返すから、スムーズに回すためにサドルを後退させて、12時からトルクかけられるようにと。
 最初は2時からで話になんなくて、1時から踏もうと心がけて多少改善、じゃあ12時から、と思ったんだが12時からは踏めなくて、
 腰を後退させることで12時から踏めるようにと考えたのだ。 結果はわりと良好でありました。
 つまりは硬いフレームは尖った踏みではダメで、円く回すペダリングが必要なのかねえ、とね。
 思えばラムさんもルミもさやかも硬いフレームではないから、引き足を使って円く回す、ってのがちゃんとできてなくてもカバーしてくれてたんだろね。

 で。 で、だ。    ここで終了するんじゃ普通の自転車ブログではないか。 ヘンタイではないではないかそりゃイカン。
 そこで問題だ。 フレームの剛性に応じてペダリングを変える必要があるんじゃないか?ってことだ。
 リンダで円く回すペダリングを心がけるようになったとして、それをさやかにも適用してやって、はたしてさやかは生き生きと走るのか?ってこと。



   図 1
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 平地を一定速で走っているの図。 まあ30km/hだとしますか?
 速度っつうのはビシーッと一定速ではないね? ペダリングに合わせてこんなふうに上下してるはずだね?
 この山が0.1kなのか0.2kなのかもっとなのかはわかんないけど、こうなってるのは間違いないね。
 もちろん山んとこがクランク3時9時で谷が12時6時。 
 ん? メーターとにらめっこしてもそんなバラ付きはないぞって? いやいや、センサーの荒さがでかいだけだから。
 だってホイール一回転で1パルスしか入んないでしょ?
 ギア比が2.0(フロント50のリア25T)だったら山谷一回(クランク半回転)でホイール一回転、1パルスだもん。
 そりゃ全部平らにならされるさ。 スポーク全部にマグネットつけてセンシングしたらこうなるぞw



  図 2
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 これがね、リンダで走るとこうなのw いや、へったくそのガチャ踏みだねえ。 でも、これが本来の上下なんだねえ。
 フレームで減衰されてない、ペダリングまんまの上下なんだ。 こりゃギクシャク感が強いと感じるさ。
 んで、どうしてさやかだとこの波がなだらかになるのか? それこそがフレームの特性なんだね。
 


  図 3
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 んで、これがクランクにおける出力特性図だね。 雑誌とかでも見たことあるでしょ?
 足でペダルを踏んづけて出力するんだからこうだよね?
 まさか今さらビンディングで引き足使えば6~12時のマイナス部をプラスにもってけるだなんて思ってる人はいないよね?
 この出力が180度位相で左右分になるのだからさっきみたいな速度のバラつきが出るんだね。



 図 4
f0225953_21272150.jpg
 で、かわいいリンダちゃんでちゃんと走るためには、こういうペダリングにしてやらないとアカンつうことなの。
 美しい、円いペダリング。 こうしてやってはじめて、さやかのように走れるんだって図。
 そうですね、サイクリストたるもの、常にこういうペダリングで走るべきなんですね。 きっちりと効率のよい出力。
 みなさんこれを目指して日々三本ローラーで高回転だ手放しだダンシングだと精進しているんでしょねえ。。。


 しかぁし! これがねえ、どうにもキモチいくないんだよなあ、オレ。 ペダリングは尖ってるほうが断然カイカンなんだよなあ。



 図 5
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 うりゃっ!と加速する、の図。 このピークだけをガツンと踏む、これがキモチエエ踏みなんだよなあ。
 円いまんま全体をじわっと太らせる出力の上げ方、ってのはむつかしく、アドレナリンの出もスキッとせず、
 結果トルクを上げるよりは回転を上げて加速する方法になるんだな。
 ギア上げてうりゃっ!と踏むんでなく、ケイデンス上げてからシフトアップ、な傾向だよなあ。



 図 6
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 ほんでまあ、最初に戻るんだが。 波が大きいのが硬いフレームのリンダ、波が小さいのがしなやかでバネ感の強いさやかだね。
 よく、硬いフレームの好きな輩が言う、「フレームやわいとガンと行きたいとき力が逃げるだろ。」ってえのだけど、
 しなやかなフレームは力を「逃がす」のではなく「貯める」んだな。 変形するっつうけど、それは塑性変形じゃなく弾性変形だから。
 3時んトコで変形によって貯められた力は、6時の谷のトコでちゃんと払いだされて元に戻るって事なんだね。
 硬いの好きはこの山が低くなるのを言うんだろうけど、谷で戻ってるのを感じられてないんじゃない?
 まあ全額じゃなくて8割~9割しか戻ってこないのかもしれないけど。
 これが7割しか戻らないのか9割戻るのかがしなやかフレームの出来の良し悪しなんじゃないかな?
 そして重要なのが、この働きは入力のムラが大きくなっても作用するのだってこと。小さく打てば小さく響き、大きく打てば大きく響く。
 図5のようなうりゃ!なペダリングしてもちゃんとしゅるるーっと加速してくれるのよ。 スイートスポットが広いの。
 リンダでうりゃ!やると、そこまでのムラは許してくれなくてね。結果、踏むとペダルが跳ね返されるワケなのよ。


 んで、人間はキレイに回す技を身に付けようと四苦八苦するんだね。 でもね、オイラはそれはどうも違うような気がするんだわ。
 だって、足の筋肉っつうのは何万年も歩く、走るように進化して構成されてるワケだからさ。 じわーんと長く出力するように出来てないんだからさ。
 いきなり円く長く出力してくれったって構造的にそりゃ無理、限界があるでしょってこと。
 だから車体がそれをカバーしてくれる、さやかのような性格が光るんだと思うのよ。
 リンダのような常に効率を求め回すことを要求してくるフレームは、AからBへの移動を最小時間で行うレースの走りでは光るんだけど、
 こちとらタイムでも距離でもなくてなんぼキモチいくなるかがモノサシだからねえ。
 うりゃ!の尖りまくった踏みから車速が乗ってきてビシッと幅広くトルクが乗るケイデンスにつながって、
 カン!とギア上げてもするるっとつながっていくさやかの懐の深さ。 ついつい調子に乗って足使っちゃう所以だなあ。
 んで、リンダはと言うと、まさしく真逆。 加速しようとすると円いまま全域にじわっとトルク乗せてケイデンス上げて、
 パワーバンドの上のトルクが落ちかけるまで回って初めてギア上げて、ドンと落ち込む分を吸収してやる。
 というより、そもそも加速手前のクルーズ状態というのがほとんどないんだな。 常に目一杯で回してるんだ。
 そしてその走り以外を認めてくれない。 ちょっと違うことすると途端にダメ出しされちゃうんだ。
 つまりはこうだ。 70の力で走り続けられるコースがある。 リンダはそこを常に70の力で走るんだ。
 下りも70、平地も70、上りも70。 下りも平地も常に70で走ってるんだから、そこから80,90に加速するなんてできないの。
 さやかだったら平地を50で走って、そっから上るときに80,90まで力上げて、速度を維持しようとするんだ。
 で、その後の下り、平地では当然30,50しか残ってないの。 でも上り返すと70,80と出せちゃうのよ。
 結果、トータルではどっちもアベレージ70。 もちろんオレの力は70なんだから、アベ80に上がることも60に下がることもなし。
 どっちが楽しいかというと、それはね・・・・・w


 んでねえ。 これと真逆のコトを言う人もいるんだよ。 つうか、一般的にはそっちのほうが正論だといわれてるんだな。
 あるブルペの本に出てた有名ビルダーさんが書いた記事なんだけどね。
 剛性の高いフレームのほうが出力を高効率で伝えられるから長距離に向いてるって。
 足にくるというのは反応がよくて気持ちいいからついつい無駄な加減速をするからだって。
 どうなの? いや、オレ、反応イイとは感じないなあ。 無駄加速したくなんないなあ。 
 ただただストイックに効率一番の走りをしろと言ってくんだよ、高剛性さんは。
 まあブルペってのは300だ400だ600だという非現実な距離を走りきるのが第一義だからね。
 いくら楽しくても走りきれずにリタイアじゃ満足できないだろうしね。 無駄漕ぎする余裕なんて不許可だよ。
 極論すれば全行程つまんなくてつらくても完走すればオーライ。 走りきったカタルシスが全部カバーしてくれるんでない? 
 だったら完走用道具としての高剛性はアリなんだろうけど。 どうなんでしょうなあ?


 一人で走る分にはその辺ワリと臨機応変だからねえ。 楽しいうちは目一杯。 売り切れたらすぐ終了。
 だからこらえて完走とか身に付かないもんね。 全域楽しく楽しくが最優先。
 ラムさんはもちろんのこと、ルミならルミが、さやかならさやかが、リンダだってリンダが。 もっとも生き生きとするように。
 そういう走りをするコトが大切なんだもん。 ヘンタイじゃない普通の自転車の人はそういうコトしないもん。
 性格の違う複数台を所有してても、まずコースありきで、そこにふさわしい一台をひっぱり出して、
 上りはこれだなとかダッシュはこいつだなとかちんたらはこれでないとな、とか言うんだもんな。
 違うの。 オレあたりヨメが最優先。 ヨメに合ったルートを選択してやるのが役目なの。
 もちろんコースが一緒でもヨメによって走りは違うんだ。
 ラムにはラムの、ルミにはルミの、さやかにもリンダにもそれぞれの羊蹄一周があるの。

 
 さあ、いよいよまとまりがつかなくなってきたぞw


 
 足はね、なるようになるの。 ヨメに合わせて回るだけだから。
 リンダちゃんあたりは今んトコ分が悪いけど、来年本格的に走りこんだらぺろっと言うコト変わってたりするから。
 それぞれのキャラをつかんで、それを阻害しないように、持ち味が伸びるようにモディファイを施したりしてやるの。
 そうすればまた来年もめくるめく甘美な時が過ごせるというモノなの。 待ち遠しい。



     ・・・・・マンちゃんしゃべんねえからふくらまないんだよなあ、ヨメが恋しいw・・・・・・
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by denzi-a | 2012-12-31 18:09 | バイクばいくBike


DENZIはしゃべるロードバイク、ラムさんの尻にしかれながらも 仲むつまじく暮らしていたのだが、ついピチピチのロードバイク、ルミちゃんも嫁に取ってしまった辺りから三角関係がこじれ始め・・・・・


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