しばれるっちゃねえ。
「そおゆうワケです、お兄さま。 行きます。」
「や、や、や、や、や、 何がそーゆーワケなんだか知らないんだけど、ルミちゃん。 寒いんだけど。 雪なんだけど。 全然春でないんだけど。」
「そんなコト言ってももう4月も5日なんですよ! これ以上引き延ばしちゃってはコケンにかかわります!
ルミを待ちわびてる世の男子達もこれ以上のガマン汁は体に毒です! 彼らの健康の為にも行ってあげねば!! 」
「えっとお、ルミちゃん。 赤井川と思ったんだけど毛無のアプローチですでに圧雪なんだけど。 赤井川がドライだとは思えないんだけどお。」
「しょーがないですねえじゃあユウタアン。 イスカリにしましょ。 風情はかけらもないけど大事なのは走ること。 ドカンと走ること。」
「ぎゃあああ! やめてくれえぃ! 風が! 風が! ルミちゃん倒れちゃうってマジ!!」
「ふぇぇん、ダイエットしすぎ! 風に舞っちゃいますう!! せっかくの晴れ姿なのにグラビア撮影もままなりませ~ん!」
「で、どおですお兄さま、ZIPPのお味は? 魅力たーっぷりでしょう?」
「うんうん。 魅力っつうよりはこりゃ魔力だわな。 空力ってのはこうもなんつうのかアレなのかね? 異次元だわな。
この風だからもう向かい風ったらもうしんどいったらないってばもうなんだけど、イっちゃうもんなあ。 オレは実走ルミはローラーだもん。」
「・・・・・・、また謎かけインプレ? その心は??」
「だからオレは実走。 向かい風はモロに受けるし、はっちゃこいて上げれば上げるほどつらさは速度の二乗倍。
ところがルミちゃんてば、まるでローラーに乗ってるみたいに上げても上げても鈍らない。 異次元だよなあ。
軽さよりも空力のほうがインパクトだったねえ。 そんで復路の追い風になるともう!
風のおかげでオレがルミに置いてかれないからすげえ境地に達しちゃうんだもん。
往路の追い風でやられちゃってるから足はないんだけどさあ、 35くらいで流して心拍ためるでしょ。
で、右の3番ギャッと押して二つ蹴上げると、ガイン!って音がリムに響いて、フル加速のエクスタシーに入るんだね。
したらばザワザワという舗装の粒子の反響音が大きくなる以外はそのまんっまでバキーッと50の世界まで踏み込んじゃうワケ。
まあヘタレだからそれを維持なんて無理無理なんだけど、もっぺん落として心拍ためて、再加速の恍惚を味わいたくなるの。」
「うふふっ、ガラスの靴はダテじゃありませんねえ。 ハートを鷲づかみですもん!
あーあ、これが王子様だったらよかったんだけど、オジサマだからなあ・・・・・」
「ところでオジサマ、この風はダイジョブでした? すっ転んだりしませんか?」
「ったくう、そりゃオージサマじゃないけどさ、オジーサマでないんだから我慢しなさい。
しかし防風柵の切れ目とかの横風も来たけど、泣くほどじゃないなあ。
ZONDAの三割増し位では神経質にはなるけども、帰りたくなるほどじゃないもん。
ま、他のディープリムに乗ったことがあるワケでないから比較判断はできないけど、
このトーシロが事故らないんだからFirecrestリムの効果は絶大なんだろうねえ・・・・・」
「どーでした? 2012スペックのスーパールミは?」
「あのねえ、寒かった。」
「そーじゃないでしょっ!」
「いや、お天気にゃ勝てませんって。 2℃ですよ、2℃! んで風速が1mだと体感温度が1℃下がるんだそうですよ。
平均風速は8mだったそうだからマイナス6℃でしょ? 向かい風に22km/hで逆らえばさらにプラ6m。
体感マイナス12℃ん中をタイツ一枚で走ればアンタ、そりゃしばれるっちゃよお。」
「・・・・・、ま、来週になれば多少は何とかなってくるでしょ? そしたら40kmばかしじゃなくてバッキンバッキンに走りましょ!」
「しかしだねえ、帰りにコンビニで漫画アクションの今週号を立ち読みしたんだけどね、思わずうなずいちゃった。」
「あらまOdds GP ?」
「うん。 スペシャルフレームに足の力を残らず搾り取られちゃってもう大変、っていうw」
「あーら、ピッタリ肌の合った女? じゃあもうルミ一筋で、お姉さまなんかには目もくれなくなるの?」
「いやそれがまたアイツの鬼力は別モノで・・・・・」
「・・・・・・、骨の髄まで浮気者。」
「や、や、や、や、や、 何がそーゆーワケなんだか知らないんだけど、ルミちゃん。 寒いんだけど。 雪なんだけど。 全然春でないんだけど。」
「そんなコト言ってももう4月も5日なんですよ! これ以上引き延ばしちゃってはコケンにかかわります!
ルミを待ちわびてる世の男子達もこれ以上のガマン汁は体に毒です! 彼らの健康の為にも行ってあげねば!! 」
「えっとお、ルミちゃん。 赤井川と思ったんだけど毛無のアプローチですでに圧雪なんだけど。 赤井川がドライだとは思えないんだけどお。」
「しょーがないですねえじゃあユウタアン。 イスカリにしましょ。 風情はかけらもないけど大事なのは走ること。 ドカンと走ること。」
「ふぇぇん、ダイエットしすぎ! 風に舞っちゃいますう!! せっかくの晴れ姿なのにグラビア撮影もままなりませ~ん!」
「うんうん。 魅力っつうよりはこりゃ魔力だわな。 空力ってのはこうもなんつうのかアレなのかね? 異次元だわな。
この風だからもう向かい風ったらもうしんどいったらないってばもうなんだけど、イっちゃうもんなあ。 オレは実走ルミはローラーだもん。」
「・・・・・・、また謎かけインプレ? その心は??」
ところがルミちゃんてば、まるでローラーに乗ってるみたいに上げても上げても鈍らない。 異次元だよなあ。
軽さよりも空力のほうがインパクトだったねえ。 そんで復路の追い風になるともう!
風のおかげでオレがルミに置いてかれないからすげえ境地に達しちゃうんだもん。
往路の追い風でやられちゃってるから足はないんだけどさあ、 35くらいで流して心拍ためるでしょ。
で、右の3番ギャッと押して二つ蹴上げると、ガイン!って音がリムに響いて、フル加速のエクスタシーに入るんだね。
したらばザワザワという舗装の粒子の反響音が大きくなる以外はそのまんっまでバキーッと50の世界まで踏み込んじゃうワケ。
まあヘタレだからそれを維持なんて無理無理なんだけど、もっぺん落として心拍ためて、再加速の恍惚を味わいたくなるの。」
「うふふっ、ガラスの靴はダテじゃありませんねえ。 ハートを鷲づかみですもん!
あーあ、これが王子様だったらよかったんだけど、オジサマだからなあ・・・・・」
「ったくう、そりゃオージサマじゃないけどさ、オジーサマでないんだから我慢しなさい。
しかし防風柵の切れ目とかの横風も来たけど、泣くほどじゃないなあ。
ZONDAの三割増し位では神経質にはなるけども、帰りたくなるほどじゃないもん。
ま、他のディープリムに乗ったことがあるワケでないから比較判断はできないけど、
このトーシロが事故らないんだからFirecrestリムの効果は絶大なんだろうねえ・・・・・」
「どーでした? 2012スペックのスーパールミは?」
「あのねえ、寒かった。」
「そーじゃないでしょっ!」
「いや、お天気にゃ勝てませんって。 2℃ですよ、2℃! んで風速が1mだと体感温度が1℃下がるんだそうですよ。
平均風速は8mだったそうだからマイナス6℃でしょ? 向かい風に22km/hで逆らえばさらにプラ6m。
体感マイナス12℃ん中をタイツ一枚で走ればアンタ、そりゃしばれるっちゃよお。」
「・・・・・、ま、来週になれば多少は何とかなってくるでしょ? そしたら40kmばかしじゃなくてバッキンバッキンに走りましょ!」
「しかしだねえ、帰りにコンビニで漫画アクションの今週号を立ち読みしたんだけどね、思わずうなずいちゃった。」
「あらまOdds GP ?」
「うん。 スペシャルフレームに足の力を残らず搾り取られちゃってもう大変、っていうw」
「あーら、ピッタリ肌の合った女? じゃあもうルミ一筋で、お姉さまなんかには目もくれなくなるの?」
「いやそれがまたアイツの鬼力は別モノで・・・・・」
「・・・・・・、骨の髄まで浮気者。」
by denzi-a
| 2012-04-05 20:32
| バイクばいくBike