蝦夷ですけど。
「ダーリン! 朝だっちゃ! とっとと起きるっちゃよーっ! 何せウチらのGWは今日明日の二日しかないんだから! 短期決戦だっちゃーっ!!」
「ふえええ、何だよおラム、まだ6時じゃんかよおもちっと寝かしてくれよお。 だいたいオマエ、お大事なカラダなんだろ? 無茶はイカン。」
「だあ~ってえ、せっかくウチがあの手この手の四十八手を駆使して、『死ぬまではなさないぞ』まで言わせたのにい~、
ルミったら組み付きざまのジャーマンスープレックスホールド一撃で秒殺しちゃうんだもん!
おかげでせっかくの決め台詞もリセットだっちゃ。 今度はどの手で言わせようか・・・・・
んー、とにかく話は後! とっとと奴さんでレッツラゴーだっちゃ!!」
*************************************
「ねーねーねーダーリン、聞いた聞いた? 7SAMAってばGWは富士山一周なんですってよ?
いーなー、ウチも行きたい行きたい、フジヤマビューチホー!! フジヤマ肴にゲイシャガールとハラキリパーチーだっちゃー!!」
「どおゆう日本文化なのよ? とにかくそりゃダメダメ、ヒマもなければジェンコもない、無理にきまってっじゃんか。
それにそんなボクラにもちゃーんと富士山はあるじゃないか。 ま、蝦夷ですけど。 いつもの蝦夷ですけど。
このサイコーの季節に蝦夷から離れるだなんて、なんとモッタイナイ。 サイコーのフジヤマ一周を堪能しようじゃないかねえラムちゃん!」
「さあ! いつものビュープラザからエゾフジ一周にしゅっぱーつ! ・・・・・・・、って、アレ? なしてラムってばアンヌちゃんの方向いてるの?」
「もしもーし、土木現業所さん? ウチ、ラムだっちゃ。 今すぐパノラマラインと新見峠の冬季通行止めを解除・・・・・・」
「こらこらこらーっ! オマエは何を電話しとんじゃーっ!!」
「う~ん、ウソウソ、冗談だっちゃよー!」
「オマエってば前科があるから冗談で済まされないからなあ・・・・・」
「おい? ラム? なして羊蹄が背中にあるんだ? 左か右でなきゃおかしいだろ??」
「うーん、ニセコ春スキ連邦がキレイだっちゃねー!」
「ごまかしてんでねえコノ! これのどこが羊蹄一周コースなんだっ、おいラムっ!!」
「読めたぞコラ! こりゃ去年ルミと行った昆布岳一周コースじゃないかよオイっ! どこがどーなったら羊蹄一周なんだってばコラッ!!」
「どれどれウィキで検索っと。 昆布岳。 北海道後志の羊蹄山の南西に位置する山。
ざっくばらんに括れば羊蹄の属山と言えないこともない・・・・・」
「ウソつけーっ!!!」
「まあまあそんなに怒んない怒んない!
だってさあ、ルミが勝手にフェバリットコースに認定しちゃったみたいだけど、 このウチの認可がまだだっちゃよ。
あのお目々キラキラちゃんがスッテキスッテキ言ってても、やはりウチが厳しい目で審査しないと、三ツ星はあげられないっちゃ。」
「ミシュランはイタリアさんよりフランスさんの領域でないのか? まあ、あそこは楽しいからナンボ走ってもいいけどな。」
「恒例、春のお花シリーズぅ! イチゲの花も可憐だっちゃねー。」
「でもどっちかと言うとウチよりルミっぽいっちゃね。 可憐でいて、純真無垢で、であるがゆえのまっすぐな強さもある。」
「ウン。 ルミちゃんの花にケテーイ! ぴったりだっちゃねっ!」
「ほー。 そんじゃオマエは?」
「そーれはもちろんカタクリだっちゃ! スーパー可憐で、ほんのちょっとの色気もありながら、あくまでも儚げ。
うーん、もう、ウチそのものだっちゃー!!」
「えー? 強くしぶとくも妖しい魅力でオトコを惑わす、どっちかちゅうたら・・・・・・」
「何か言ったけ?!」
「ほーい、イイ道だねえ、ホント。 ここでかまぼこ屋さんのほうに曲がってだねえ・・・・・」
「あーん! せっかくココまで来たんだから、『がびーん』な画も一枚いっときましょってばー!!」
「あーもしもしラムだっちゃです。 山梨峠のゲートを今すぐ・・・・・・」
「開けさすんじゃねーっ!!!」
「ウソウソうっそーん! ヴェロフレックスで砂利道5km、しかもスペアなしなんて無茶、いくらウチでもしないっちゃー!!」
「・・・・・・、何ーっ! 今、スペア無しって言ったか? マジか? パンクしたらどーすんだっ!」
「えー? ルミのお尻にくくりつけたまんま忘れてきたのはダーリンでしょ? ケータイでタクシー呼べばー?」
「天下のソフトバンクさんがこんなトコにデンパ飛ばしてるワケないだろ?・・・・・・・」
「きゃーんスッテキー、サイコーっ! んもー、三ツ星コース、ケテーイ! キラキラーン!!」
「ほーらやっぱしルミとかわんない、っつうか、そーゆートコはルミより子供っぽいもんなあ、実は。」
「ふっふーん、その辺も愛されるオンナの条件だっちゃもーん! あー、たーまんないっちゃ、気持ちんヨカー!!」
「問題はこの70km地点まで、自販機すらないってコトなんだけどもね。 あー、コーラうめ。 しみるわー。」
「やーこのワークショップ光成の和柄バンダナキャップ、いかすわ。 他の柄もチェックしちゃおーっと。」
「さーてダーリン、コーラで満足け? 今日はこの先に、とっておきの補給を用意してるっちゃよ!」
「んんっ? それはもしかして! そおかっ、この時間なら・・・・!!」
「はっしれはしれっ、ごっごっごおー! じん! じん! じん、パンー!!」
「はーい、早起きは三文の得ー! しっかり走ったあとでじんパン、ゲトー!!
いやーしかし危機一髪! あと1時間、いや30分遅かったら売り切れダーリンだっちゃねー、あぶないあぶない。」
「はいっ、本日のお昼ですっ! クロワッサンとヘーゼルナッツのロール、こいのぼり添え! 当然バリうま!」
「うーん、幸せ。」
「Fディレイラーが風に舞ったクロワッサンを食するという、ありえねー!」
「ヤラセじゃないしカツブシでもない、どうにもブログネターw」
「やーイイ旅だったイイ旅だった、さあ! 午後はたーっぷりふやけ放題だぜ! どこのオンセン行こっかなー!!」
「・・・・・何補給したばっかりでたわけたコト言ってるっちゃ? いよいよ本丸の攻略だっちゃ!
ゴーゴーレツゴー、フジヤマビューチホーだっちゃーっ!」
「でえええーっ! えらくサクサク進行すると思ったら、そーゆー魂胆だったのかーっ!
80も走らせておきながらまだこの上一周かーっ、この悪魔ーっ!!」
「ノンノンノンノンノン、O・N・I !!」
「でもってオマエはなして真狩素通りしてそっちに向かうーっ! そらルスツやないかーい!!」
「えーっと・・・・・軍人山。 北海道後志の羊蹄山の南東に位置する山。 昆布岳に比べればはるかに容易に羊蹄の属山と見なすことが・・・・・」
「んなワケあるかーっ!!!」
「で、ででで、でへへ~っ! もおダメ。 じそくはちきろ。 三本ろおらあでバランス磨いといてよかった。。。」
「んもー、だらしないっちゃねーこの程度のちょろい登りで! まだ羊蹄は半周もしてないっちゃよー!!」
「どこの世界に半周で93kmもある羊蹄があるっつうんだよ! JAROに訴えてやる!!」
「ふーん。 何ならアンヌちゃんも羊蹄の属山だってウィキに投稿したげよっか?」
「ほほーお、ここがルミのめっけた極楽予定地け?」
「ドM極楽ランドだろけどな。 あと3~4年もすりゃ京極定山渓線の刑、とかが執行されんだろーなー・・・・・」
「チャオ! ウチだっちゃ! 今から通るから20分以内に工事を完了・・・・・」
「えーかげんにさらせーっ!!!」
「んもー、そーんなに怒んなくてもいーじゃない、お茶目お茶目!!
よーやくじんパンもエネルギになってきたみたいだしね、倶知安までバキュンとがんばって幸せオヤツにするっちゃっ!!」
「むかーしどっかで見た画でしょ。 ルミが二号ならウチは当然あっぱれ一号さんだっちゃ!」
「あれ? アイツは力と技のV3でなかったっけ? まあいいや、前の画でちょっと気になってたサドルの前下がりをちょちょいと調整・・・・・・」
「・・・・・100以上も走ってからやることけ?」
「この最強タッグがいつもの火曜日には味わえないんだもんねー、残念。」
「そういやじんも火曜日は休みだよな、なしてよ?」
「火曜日はニセコ周辺にヘンタイが出没するからでないのけ?」
「後志サイコー光線。」
「いやん! もはや余裕の元気くん!! それじゃ、アンヌちゃんに寄り添いながらまいりましょっか!」
「ばっ、ばかっ! まだ更に延長戦って、何企んでるんだオマエはっ!!」
「だーってー、ここまで120ちょっとでしょ? 5号線で戻ったらプラス10くらいにしかなんないっちゃ。
7SAMAによるとフジヤマの一周は140あるそうだっちゃよ。 でっかいどう北海道としては負けるワケにはいかないっちゃ!!」
「おめでたすぎる計画め、これでも食らえーっ! 一富士二鷹三茄子じゃーっ!!」
「・・・・・誰が懸賞生活だっちゃ?」
「うっへえ、アンヌちゃんピッカピカー!」
「もしもし、あたしラムちゃん。 五色までのヒルクラコースを・・・・・・」
「・・・・・・・・、突っ込む気もせんわ。」
「・・・・・・、ア、アカン。 倶知安で油断しすぎた。 生カスタアドクリイムは全然燃焼系ではないい。」
「んもー、消化器も軟弱ぅ! 赤べこさんでスクランブルダッシュだっちゃ!!」
「おおう、結構効くじゃん赤べこさん! うーっし、ゲレンデロードからビュープラザへドロップじゃ!・・・・・って、あら?
じゅうの角で135かあ。 うーん、こりゃ140にわずかに届かずな可能性も・・・・・」
「だーいじょうぶ、そんな時に微調整が効くのがニセコ天国だっちゃ! ちょっとだけ昆布側に上って、一本隣のルートで下れば勝ったも同然・・・・・」
「おいラム? お前一本とか言いながら二本隣にしなかったか?
しかもコレ、140を越えちゃってまだ、どんどんビュープラザから離れていってるぞオイ!!」
「あれー? おっかしいっちゃねー、朝に通ったばっかしなのに? ダーリン脳みそ溶けてるんじゃないのけ?」
「はっはーん、ニセコさんコレを見せたかったんだっちゃねー。 どおダーリン、一本飛んどく?」
「どこのドロップハンドルのチューブラータイアがほざいてんのよ?」
「おーいえ! フジヤマと黄色いのの競演! あるモンだっちゃねー、ビューポイント!!」
「だからよお、140をはるかに越えちゃってるのにどおしてニセコ町に戻れずに五号線にはじき出されるのかって聞いてんだよっ!」
「ゴメンねえ~、ダーリン! ほらでも、ようやくゴン号線だっちゃ、もうゴールは目の前・・・・・・・・・・・・・・・、ん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、あら?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、どれどれ?」
「ねえ~ん!
ねえ~ん!!
ねええ~~んん!!!
ラムちゃんのマックスお願ぁ-い!!」
「・・・・・私は既に死んでいる。 チーン。。。。。」
こんなですけどw
「ヤター!! ひゃっくごじう、おーっぱー!! これってもしかしてもしかして、単独での最長不倒なんじゃ・・・・?
えっと、確かルミの上の国がそんな・・・・・・・・・・・・・・・・、あーっ! 1.4キロ足りないーっ!! んんーっ、ZANNENっ!!」
「あーん、ダーリン、だいじょうぶー? オチリとかイタイイタイじゃない?」
「そんなモン来てるに決まってんじゃんかよっ! 痛くて座れないほどには腫れちゃいないけどよっ!!」
「それじゃアンヨは? ヒザとかだいじょぶ?」
「あー? やられまくってっけど痛めてるワケでねえよっ! それより肩がヤバイよっ! バリンバリンだっての!
「ふーん・・・・・・それはハンドルの遠すぎが問題かなあ? ま、ショートリーチでいけるかな? 他には? イタイトコないっちゃ??」
「だからよお、胴体だよ胴体!! 胴体のパワーがもうまるっきし残ってないんだよっ!! 死んでんだよって!!」
「ふむふむ・・・・・、ま、それはダーリンの問題で、ウチのせいじゃないっちゃね・・・・・よしよし、そんなにゴチャゴチャやんなくても行けそうだっちゃ。」
「だから何のリサーチだっつうんだよ! 人のやられっぷりなんぞ詳しく調べて一体何を・・・・・・・・・・、まさかっ?!」
「・・・・・・・・・・・・、えー、オホン。
パンパカパーン!
発表しまーす!
ウチは、この夏!
パコダテを目指しまーすっ!!」
「だーっ、バカやろ!
オマエ、一体何をっ!!」
「だーってえ、この春先でこんなにカマシまくっちゃって
この程度のダメージで済むんだったら、
ウチの長距離特性も捨てたモンじゃないっちゃ。
ウチだって大好きなダーリンのやられ顔をたっぷり堪能したーい!
きゃーん、楽しみ!! ルンルンだっちゃーっ!!!」
鬼だ。 本物の鬼だ。。。
「ふえええ、何だよおラム、まだ6時じゃんかよおもちっと寝かしてくれよお。 だいたいオマエ、お大事なカラダなんだろ? 無茶はイカン。」
「だあ~ってえ、せっかくウチがあの手この手の四十八手を駆使して、『死ぬまではなさないぞ』まで言わせたのにい~、
ルミったら組み付きざまのジャーマンスープレックスホールド一撃で秒殺しちゃうんだもん!
おかげでせっかくの決め台詞もリセットだっちゃ。 今度はどの手で言わせようか・・・・・
んー、とにかく話は後! とっとと奴さんでレッツラゴーだっちゃ!!」
*************************************
「ねーねーねーダーリン、聞いた聞いた? 7SAMAってばGWは富士山一周なんですってよ?
いーなー、ウチも行きたい行きたい、フジヤマビューチホー!! フジヤマ肴にゲイシャガールとハラキリパーチーだっちゃー!!」
「どおゆう日本文化なのよ? とにかくそりゃダメダメ、ヒマもなければジェンコもない、無理にきまってっじゃんか。
それにそんなボクラにもちゃーんと富士山はあるじゃないか。 ま、蝦夷ですけど。 いつもの蝦夷ですけど。
このサイコーの季節に蝦夷から離れるだなんて、なんとモッタイナイ。 サイコーのフジヤマ一周を堪能しようじゃないかねえラムちゃん!」
「さあ! いつものビュープラザからエゾフジ一周にしゅっぱーつ! ・・・・・・・、って、アレ? なしてラムってばアンヌちゃんの方向いてるの?」
「もしもーし、土木現業所さん? ウチ、ラムだっちゃ。 今すぐパノラマラインと新見峠の冬季通行止めを解除・・・・・・」
「こらこらこらーっ! オマエは何を電話しとんじゃーっ!!」
「う~ん、ウソウソ、冗談だっちゃよー!」
「オマエってば前科があるから冗談で済まされないからなあ・・・・・」
「うーん、ニセコ春スキ連邦がキレイだっちゃねー!」
「ごまかしてんでねえコノ! これのどこが羊蹄一周コースなんだっ、おいラムっ!!」
「どれどれウィキで検索っと。 昆布岳。 北海道後志の羊蹄山の南西に位置する山。
ざっくばらんに括れば羊蹄の属山と言えないこともない・・・・・」
「ウソつけーっ!!!」
「まあまあそんなに怒んない怒んない!
だってさあ、ルミが勝手にフェバリットコースに認定しちゃったみたいだけど、 このウチの認可がまだだっちゃよ。
あのお目々キラキラちゃんがスッテキスッテキ言ってても、やはりウチが厳しい目で審査しないと、三ツ星はあげられないっちゃ。」
「ミシュランはイタリアさんよりフランスさんの領域でないのか? まあ、あそこは楽しいからナンボ走ってもいいけどな。」
「恒例、春のお花シリーズぅ! イチゲの花も可憐だっちゃねー。」
「でもどっちかと言うとウチよりルミっぽいっちゃね。 可憐でいて、純真無垢で、であるがゆえのまっすぐな強さもある。」
「ウン。 ルミちゃんの花にケテーイ! ぴったりだっちゃねっ!」
「ほー。 そんじゃオマエは?」
「そーれはもちろんカタクリだっちゃ! スーパー可憐で、ほんのちょっとの色気もありながら、あくまでも儚げ。
うーん、もう、ウチそのものだっちゃー!!」
「えー? 強くしぶとくも妖しい魅力でオトコを惑わす、どっちかちゅうたら・・・・・・」
「何か言ったけ?!」
「あーん! せっかくココまで来たんだから、『がびーん』な画も一枚いっときましょってばー!!」
「あーもしもしラムだっちゃです。 山梨峠のゲートを今すぐ・・・・・・」
「開けさすんじゃねーっ!!!」
「ウソウソうっそーん! ヴェロフレックスで砂利道5km、しかもスペアなしなんて無茶、いくらウチでもしないっちゃー!!」
「・・・・・・、何ーっ! 今、スペア無しって言ったか? マジか? パンクしたらどーすんだっ!」
「えー? ルミのお尻にくくりつけたまんま忘れてきたのはダーリンでしょ? ケータイでタクシー呼べばー?」
「天下のソフトバンクさんがこんなトコにデンパ飛ばしてるワケないだろ?・・・・・・・」
「きゃーんスッテキー、サイコーっ! んもー、三ツ星コース、ケテーイ! キラキラーン!!」
「ほーらやっぱしルミとかわんない、っつうか、そーゆートコはルミより子供っぽいもんなあ、実は。」
「ふっふーん、その辺も愛されるオンナの条件だっちゃもーん! あー、たーまんないっちゃ、気持ちんヨカー!!」
「問題はこの70km地点まで、自販機すらないってコトなんだけどもね。 あー、コーラうめ。 しみるわー。」
「さーてダーリン、コーラで満足け? 今日はこの先に、とっておきの補給を用意してるっちゃよ!」
「んんっ? それはもしかして! そおかっ、この時間なら・・・・!!」
「はっしれはしれっ、ごっごっごおー! じん! じん! じん、パンー!!」
「はーい、早起きは三文の得ー! しっかり走ったあとでじんパン、ゲトー!!
いやーしかし危機一髪! あと1時間、いや30分遅かったら売り切れダーリンだっちゃねー、あぶないあぶない。」
「はいっ、本日のお昼ですっ! クロワッサンとヘーゼルナッツのロール、こいのぼり添え! 当然バリうま!」
「うーん、幸せ。」
「Fディレイラーが風に舞ったクロワッサンを食するという、ありえねー!」
「ヤラセじゃないしカツブシでもない、どうにもブログネターw」
「やーイイ旅だったイイ旅だった、さあ! 午後はたーっぷりふやけ放題だぜ! どこのオンセン行こっかなー!!」
「・・・・・何補給したばっかりでたわけたコト言ってるっちゃ? いよいよ本丸の攻略だっちゃ!
ゴーゴーレツゴー、フジヤマビューチホーだっちゃーっ!」
「でえええーっ! えらくサクサク進行すると思ったら、そーゆー魂胆だったのかーっ!
80も走らせておきながらまだこの上一周かーっ、この悪魔ーっ!!」
「ノンノンノンノンノン、O・N・I !!」
「でもってオマエはなして真狩素通りしてそっちに向かうーっ! そらルスツやないかーい!!」
「えーっと・・・・・軍人山。 北海道後志の羊蹄山の南東に位置する山。 昆布岳に比べればはるかに容易に羊蹄の属山と見なすことが・・・・・」
「んなワケあるかーっ!!!」
「で、ででで、でへへ~っ! もおダメ。 じそくはちきろ。 三本ろおらあでバランス磨いといてよかった。。。」
「んもー、だらしないっちゃねーこの程度のちょろい登りで! まだ羊蹄は半周もしてないっちゃよー!!」
「どこの世界に半周で93kmもある羊蹄があるっつうんだよ! JAROに訴えてやる!!」
「ふーん。 何ならアンヌちゃんも羊蹄の属山だってウィキに投稿したげよっか?」
「ほほーお、ここがルミのめっけた極楽予定地け?」
「ドM極楽ランドだろけどな。 あと3~4年もすりゃ京極定山渓線の刑、とかが執行されんだろーなー・・・・・」
「チャオ! ウチだっちゃ! 今から通るから20分以内に工事を完了・・・・・」
「えーかげんにさらせーっ!!!」
「んもー、そーんなに怒んなくてもいーじゃない、お茶目お茶目!!
よーやくじんパンもエネルギになってきたみたいだしね、倶知安までバキュンとがんばって幸せオヤツにするっちゃっ!!」
「むかーしどっかで見た画でしょ。 ルミが二号ならウチは当然あっぱれ一号さんだっちゃ!」
「あれ? アイツは力と技のV3でなかったっけ? まあいいや、前の画でちょっと気になってたサドルの前下がりをちょちょいと調整・・・・・・」
「・・・・・100以上も走ってからやることけ?」
「この最強タッグがいつもの火曜日には味わえないんだもんねー、残念。」
「そういやじんも火曜日は休みだよな、なしてよ?」
「火曜日はニセコ周辺にヘンタイが出没するからでないのけ?」
「後志サイコー光線。」
「いやん! もはや余裕の元気くん!! それじゃ、アンヌちゃんに寄り添いながらまいりましょっか!」
「ばっ、ばかっ! まだ更に延長戦って、何企んでるんだオマエはっ!!」
「だーってー、ここまで120ちょっとでしょ? 5号線で戻ったらプラス10くらいにしかなんないっちゃ。
7SAMAによるとフジヤマの一周は140あるそうだっちゃよ。 でっかいどう北海道としては負けるワケにはいかないっちゃ!!」
「おめでたすぎる計画め、これでも食らえーっ! 一富士二鷹三茄子じゃーっ!!」
「・・・・・誰が懸賞生活だっちゃ?」
「うっへえ、アンヌちゃんピッカピカー!」
「もしもし、あたしラムちゃん。 五色までのヒルクラコースを・・・・・・」
「・・・・・・・・、突っ込む気もせんわ。」
「・・・・・・、ア、アカン。 倶知安で油断しすぎた。 生カスタアドクリイムは全然燃焼系ではないい。」
「んもー、消化器も軟弱ぅ! 赤べこさんでスクランブルダッシュだっちゃ!!」
「おおう、結構効くじゃん赤べこさん! うーっし、ゲレンデロードからビュープラザへドロップじゃ!・・・・・って、あら?
じゅうの角で135かあ。 うーん、こりゃ140にわずかに届かずな可能性も・・・・・」
「だーいじょうぶ、そんな時に微調整が効くのがニセコ天国だっちゃ! ちょっとだけ昆布側に上って、一本隣のルートで下れば勝ったも同然・・・・・」
「おいラム? お前一本とか言いながら二本隣にしなかったか?
しかもコレ、140を越えちゃってまだ、どんどんビュープラザから離れていってるぞオイ!!」
「あれー? おっかしいっちゃねー、朝に通ったばっかしなのに? ダーリン脳みそ溶けてるんじゃないのけ?」
「はっはーん、ニセコさんコレを見せたかったんだっちゃねー。 どおダーリン、一本飛んどく?」
「どこのドロップハンドルのチューブラータイアがほざいてんのよ?」
「おーいえ! フジヤマと黄色いのの競演! あるモンだっちゃねー、ビューポイント!!」
「だからよお、140をはるかに越えちゃってるのにどおしてニセコ町に戻れずに五号線にはじき出されるのかって聞いてんだよっ!」
「ゴメンねえ~、ダーリン! ほらでも、ようやくゴン号線だっちゃ、もうゴールは目の前・・・・・・・・・・・・・・・、ん?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、あら?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、どれどれ?」
「ねえ~ん!
ねえ~ん!!
ねええ~~んん!!!
ラムちゃんのマックスお願ぁ-い!!」
「・・・・・私は既に死んでいる。 チーン。。。。。」
こんなですけどw
「ヤター!! ひゃっくごじう、おーっぱー!! これってもしかしてもしかして、単独での最長不倒なんじゃ・・・・?
えっと、確かルミの上の国がそんな・・・・・・・・・・・・・・・・、あーっ! 1.4キロ足りないーっ!! んんーっ、ZANNENっ!!」
「あーん、ダーリン、だいじょうぶー? オチリとかイタイイタイじゃない?」
「そんなモン来てるに決まってんじゃんかよっ! 痛くて座れないほどには腫れちゃいないけどよっ!!」
「それじゃアンヨは? ヒザとかだいじょぶ?」
「あー? やられまくってっけど痛めてるワケでねえよっ! それより肩がヤバイよっ! バリンバリンだっての!
「ふーん・・・・・・それはハンドルの遠すぎが問題かなあ? ま、ショートリーチでいけるかな? 他には? イタイトコないっちゃ??」
「だからよお、胴体だよ胴体!! 胴体のパワーがもうまるっきし残ってないんだよっ!! 死んでんだよって!!」
「ふむふむ・・・・・、ま、それはダーリンの問題で、ウチのせいじゃないっちゃね・・・・・よしよし、そんなにゴチャゴチャやんなくても行けそうだっちゃ。」
「だから何のリサーチだっつうんだよ! 人のやられっぷりなんぞ詳しく調べて一体何を・・・・・・・・・・、まさかっ?!」
「・・・・・・・・・・・・、えー、オホン。
パンパカパーン!
発表しまーす!
ウチは、この夏!
パコダテを目指しまーすっ!!」
「だーっ、バカやろ!
オマエ、一体何をっ!!」
「だーってえ、この春先でこんなにカマシまくっちゃって
この程度のダメージで済むんだったら、
ウチの長距離特性も捨てたモンじゃないっちゃ。
ウチだって大好きなダーリンのやられ顔をたっぷり堪能したーい!
きゃーん、楽しみ!! ルンルンだっちゃーっ!!!」
鬼だ。 本物の鬼だ。。。
by denzi-a
| 2012-05-03 00:04
| バイクばいくBike